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要旨(「BOOK」データベースより)
第一線で活躍するスポーツドクターが積み上げた膨大な臨床経験から、診断・治療の分類を新しく提唱し、超音波エコーやMRI画像を用いてその治療法を明快に提示している。筋の分子レベルの解剖生理から、筋の運動生理学的機能、肉離れや筋挫傷のメカニズム、さらには超音波エコー、MRIを用いた画像診断学、今日的な保存的・外科的治療法、予防策、高いパフォーマンスが要求されるスポーツにおいての特別なケースにまで、全て及んでいる。明確な境界がなく、包括的な分類法が確立されていなかった筋損傷に対して、新しい解釈を集約。スポーツ医学における先端的な知見を提供する。目次
第1 章 骨格筋の機能解剖学1. 運動器官と骨格筋の仕組みと機能〔〈1〉骨格筋の解剖学/〈2〉構造原理としての機能的筋コンパートメント/〈3〉スポーツ傷害リスクが高い筋コンパートメント(神経支配と血液供給)/〈4〉骨格筋と典型的な運動パターン〕
2. 筋組織の機能組織学〔〈1〉平滑筋/〈2〉横紋筋/〈3〉骨格筋線維の分子微細構造(サルコメア)/〈4〉衛星細胞(緊急細胞)/〈5〉骨格筋の微小血管と毛細血管/〈6〉骨格筋の結合組織(筋筋膜補助)〕
3. 骨格筋の構造原理〔〈1〉骨格筋/〈2〉筋腱/〈3〉筋と腱の接続(筋腱接合)/〈4〉腱と骨の接続(腱骨接合)/〈5〉骨格筋の補助装置/〈6〉筋の能動的不全と受動的不全〕
4. 骨格筋の神経支配〔〈1〉運動単位および神経筋シナプス/〈2〉運動終板(神経筋接合部)/〈3〉筋紡錘(ゴルジ紡錘器官)/〈4〉ゴルジ紡錘器官/〈5〉筋反射の機能解剖学的基礎〕
5. 運動器官の神経支配〔〈1〉脳と脊髄/〈2〉神経叢と末梢神経(触診)/〈3〉 運動神経根の筋節とインディケーター筋(指標筋)〕
第2 章 生理学の基礎とスポーツ生理学的側面
1. 生理学の基礎〔〈1〉サルコメア・筋力・筋収縮/〈2〉筋収縮とその調節の基本原理/〈3〉随意運動における筋力の調節/〈4〉筋収縮の形態/〈5〉神経筋制御機序〕
2.運動生理学的側面〔〈1〉筋線維のタイプ/〈2〉筋の代謝-概観/〈3〉ウォーミングアップ/〈4〉疲労/〈5〉回復/〈6〉トレーニングへの順応〕
参考文献
第3 章 筋再生における栄養・補助食品の役割
1. 筋の損傷と再生
2. 筋活動に対する補助食品の役割〔〈1〉アミノ酸/〈2〉代謝不全/〈3〉酸化防止剤/〈4〉ミネラル/〈5〉微量栄養素/〈6〉ビタミンD〕
3. 結論
第4 章 生理学的観点から見た筋の治癒とその妨げ
1. 筋組織における機能と構造の変化〔〈1〉筋の硬化/肉離れ/〈2〉筋線維断裂/〈3〉筋束断裂/筋断裂〕
2. 筋損傷のメカニズム〔〈1〉第1 傷害相/〈2〉第2 傷害相〕
3. 再生機序とその時間経過〔〈1〉破壊相/〈2〉修復相〕
4. 診断と治癒過程のマーカー
5. 治癒の影響因子〔〈1〉栄養/〈2〉年齢/〈3〉トレーニング/〈4〉薬物療法/〈5〉物理療法〕
第5 章 サッカーにおける筋損傷の疫学
1. 研究デザイン〔〈1〉調査資料/〈2〉方法〕
2. 結果〔〈1〉サッカー選手の負傷部位/〈2〉負傷発生頻度/〈3〉負傷のリスク/〈4〉負傷の程度/〈5〉再発/〈6〉MRI/超音波検査/〈7〉データの評価〕
第6 章 筋損傷の識別と新しい分類
1. 新分類法の必要性〔〈1〉専門文献や研究における筋損傷の扱い/〈2〉触診の重要性〕
2. 筋損傷の識別と分類〔〈1〉従来の分類/〈2〉新しい分類法〕
3. 既往歴
4. 筋損傷の診察〔〈1〉診察技術/〈2〉診察所見/〈3〉そのほかの筋損傷と原因〕
5. 合併症〔〈1〉ストレス後症候群/〈2〉再断裂/再発/〈3〉水腫と嚢胞/〈4〉線維化/瘢痕/〈5〉外傷性コンパートメント症候群/〈6〉骨化性筋炎と異所性骨化/〈7〉筋ヘルニア〕
第7 章 超音波診断
1. 序論
2. 関連物理現象とアーチファクト〔〈1〉吸収と減衰/〈2〉反射と反射アーチファクト/〈3〉拡散/〈4〉音響陰影/〈5〉増幅/〈6〉残響/〈7〉ミラーアーチファクト〕
3. 骨格筋の超音波検査〔〈1〉正常筋組織の超音波検査/超音波解剖学/〈2〉患部の超音波検査〕
4. 合併症〔〈1〉水腫/嚢胞/〈2〉線維化/瘢痕/〈3〉骨化性筋炎/〈4〉異所性骨化/〈5〉コンパートメント症候群〕
第8 章 MRI 撮影
1. 解剖学的微細構造の基礎
2. MRI 診断技術と正常所見〔〈1〉診断法/〈2〉正常筋肉のMRI 撮影〕
3. 筋腱損傷のMRI 撮影〔〈1〉痛みを伴う筋硬化(I 型損傷)/〈2〉いわゆる肉離れ(II 型損傷)/〈3〉筋線維断裂(IIIa 型損傷)/〈4〉筋束断裂(IIIb 型損傷)/〈5〉筋断裂、腱断裂、筋腱移行部における腱のみの完全断裂(IV 型損傷)/〈6〉筋挫傷、裂傷/〈7〉筋ヘルニア/〈8〉神経障害の影響/〈9〉慢性腱炎、腱断裂〕
4. 合併症〔〈1〉水腫/嚢胞/〈2〉線維化/瘢痕/〈3〉骨化性筋炎/〈4〉異所性骨化/〈5〉コンパートメント症候群〕
5. 鑑別診断が困難なケース〔〈1〉筋浮腫像/〈2〉脂肪萎縮像/〈3〉占拠性病変像:血腫、腱剥離骨折〕
6. 筋損傷の予後評価に有意なMRI 画像サイン
7. MRI による筋再損傷の危険因子の検出
8. 特殊な筋損傷〔〈1〉大腿四頭筋/〈2〉ハムストリングス/〈3〉長内転筋/〈4〉腓腹筋/〈5〉まれな筋肉〕
9. まとめ
第9 章 筋の痛みの識別診断
1. 診断の特異性〔〈1〉筋痛の問診/〈2〉クレアチンキナーゼ/〈3〉筋生検の指標〕
2. 神経障害〔〈1〉臨床症状とトポロジー/〈2〉上位および/または下位運動ニューロンの損傷/〈3〉末梢神経の損傷/〈4〉けいれん〕
3. 筋痛を伴う遺伝性筋疾患〔〈1〉変性ミオパチー/〈2〉遺伝性代謝性ミオパチー/〈3〉非ジストロフィー性およびジストロフィー性ミオトニー〕
4. 筋痛を伴う後天性筋疾患〔〈1〉筋痛を伴う炎症性筋疾患/〈2〉内分泌性ミオパチー/〈3〉筋痛を伴う中毒性ミオパチー/〈4〉リウマチ性の臨床像/〈5〉筋筋膜痛症候群(筋筋膜性疼痛症候群)〕
5. 各種筋損傷分類の試み〔〈1〉Ia 型筋損傷(痛みを伴う筋硬化)と筋痛の区別/〈2〉Ib 型筋損傷(痛みを伴う筋硬化)と筋筋膜トリガーポイントの区別/〈3〉II 型筋損傷(いわゆる肉離れ)と筋筋膜トリガーポイントの区別/〈4〉III 型筋損傷(筋線維断裂)と筋筋膜トリガーポイントの区別〕
第10 章 スポーツにおける行動神経学と神経心理学
1. 筋に対する脳の働き〔〈1〉脳と筋の相互作用/〈2〉行動神経学と神経心理学/〈3〉世界の中心としての時間、場所、観点〕
2. 脳の機能〔〈1〉注意力/〈2〉覚醒/〈3〉記憶/〈4〉知覚/〈5〉思考/〈6〉言語とコミュニケーション/〈7〉自律機能/〈8〉情動と感情/〈9〉予測/〈10〉目的の選択/〈11〉計画/〈12〉モニタリング/〈13〉階層的脳機能の相関関係と衝動/〈14〉意識/〈15〉運動学習〕
3. モチベーションと目標設定〔〈1〉動機/〈2〉内因性モチベーションと外因性モチベーション〕
4. パフォーマンスの創出と最適化〔〈1〉複雑さの増加に伴い増える負担/〈2〉チームスポーツ〕
5. けがに対する脳の反応
6. リラクゼーション法〔〈1〉効果と可能性/〈2〉すべての方法に共通の前提条件と機序/〈3〉リラクゼーション法の例/〈4〉さまざまな状況下におけるリラクゼーション法の適用/〈5〉スポーツ能力に対するメンタルトレーニングの影響/〈6〉メンタルへの影響と「ドーピング」など〕
7. サッカーからの例〔〈1〉 ペナルティーキック:特殊なヘッドプレー/〈2〉相互作用過程としての認知と感情〕
第11 章 筋損傷の保存療法
1. 医学的チャレンジ:筋損傷
2. プライマリケア
3. 浸潤療法〔〈1〉治療に使用される薬剤(アルファベット順)/〈2〉方法〕
4. 血液パラメータ異常の予防と治療
5. 理学療法と物理医学
6. 損傷タイプ(I-IV 型)に応じた治療計画〔〈1〉その他の筋損傷の治療/〈2〉合併症の治療〕
7. 病巣性中毒症の原理(障害源診断)〔〈1〉障害源/〈2〉グレディッチ式ファンクションサークル論/〈3〉マンデル式キルリアン診断〕
第12 章 筋機能障害および筋損傷時における脊柱の役割
1. 脊柱と骨格筋の関係
2. 筋機能障害の機能的原因〔〈1〉脊柱前弯過度/〈2〉仙腸関節の閉塞/〈3〉機能的脚長差/〈4〉関節機能障害/〈5〉仙骨のゆがみ〕
3. 筋機能障害の構造的原因〔〈1〉骨盤傾斜/脚長差/〈2〉脊椎管狭窄症/〈3〉陥凹狭窄症/神経孔狭窄症/〈4〉椎間板突出/椎間板脱出/〈5〉脊椎分離症/脊椎すべり症/〈6〉腰仙靱帯〕
4. 偽根性症状と根性症状〔〈1〉偽根性症候群の症状/〈2〉根性症候群の症状/〈3〉偽根性症候群と根性症候群の区別〕
第13 章 筋損傷の外科治療
1. 序論
2. 遠心性負荷による筋損傷〔〈1〉概要/〈2〉受傷機序〕
3. 筋内の断裂
4. ハムストリングスの負傷〔〈1〉遠位の負傷/〈2〉近位の負傷/〈3〉ハムストリングスの剥離〕
5. 大腿四頭筋の負傷〔〈1〉挫傷/〈2〉大腿四頭筋の断裂〈3〉予後〕
6. 結論
第14 章 物理・理学療法的処置とリハビリテーション
1. メディカルチームの要件
2. セラピーの観点から見た筋筋膜系障害の大きさと影響〔〈1〉サッカーに見る特定スポーツにおける運動器官の変化や適応〕
3. 治療・検査戦略〔〈1〉臨床・治療的検査/〈2〉臨床動作分析/〈3〉メディカルトレーニングセラピーの方法:リハビリパフォーマンスのチェック〕
4. 筋損傷後の治療戦略〔〈1〉応急措置/〈2〉筋損傷治療における治療技術の一般的側面〕
5. 治療法〔〈1〉物理的療法/〈2〉理学療法/〈3〉伸縮性テーピング(キネシオテーピング法)/〈4〉メディカルトレーニングセラピー〕
第15 章 予防法
1. 筋損傷の機序
2. 予防的トレーニング戦略〔〈1〉神経筋機能の予防的最適化のためのトレーニング法/〈2〉基礎フィットネスの最適化〕
第16 章 トップアスリートにおける特殊症例
1. 序論
2. ケース1: 左大腿直筋 中央部の損傷
3. ケース2:右大腿部に突然の痛み
4. ケース3:シュートを放った時、突然突き刺すような痛み
5. ケース4:左内転筋の負傷
6. ケース5:トレーニング中に左大腿部背側の中央に引きつり
7. ケース6:ジョギング後の右下腿部に激しい痛み
8. ケース7:左ふくらはぎに相手選手のアタックを受けた
9. ケース8:構造的損傷が筋内に見つかった
著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ミュラー-ヴォールファートハンス-ヴィルヘルム(ミュラーヴォールファートハンスヴィルヘルム/M¨uller-WohlfahrtHans-Wilhelm)整形外科とスポーツ医学を修めた医学博士。キール大学およびインスブルック大学にて医学を専攻。1971年キール大学にて博士号取得。1971‐1977年ベルリン・ヴィルヒョウ病院にて整形外科医としての継続教育を受ける。1975‐1977年ブンデスリーガ・ヘルタBSCベルリンのチームドクター。1977年ミュンヘンにて整形外科およびスポーツ医学の専門医として開業。1977年以降、FCバイエルン・ミュンヘンのチームドクター、1995年以降、ドイツ代表チームのチームドクター
ユーベルアッカーペーター(ユーベルアッカーペーター/UeblackerPeter)
整形外科と災害外科、およびスポーツ医学とカイロプラクティックの専門医。准教授・医学博士。ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンおよびミュンヘン工科大学にて医学を専攻。2000年レヒツ・デア・イーザー大学病院にて博士号取得。2000‐2004年レヒツ・デア・イーザー大学病院の整形外科とスポーツ整形外科病棟における継続教育。2004‐2008年ハンブルク・エッペンドルフ大学病院の災害外科における継続教育。2007年整形外科と災害外科の専門医となる
ヘンゼルルッツ(ヘンゼルルッツ/H¨anselLutz)
整形外科、災害外科、スポーツ医学の専門医。医学博士。ミュンヘン工科大学にて医学を専攻。1998年ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンにて博士号取得。1998‐2003年ミュンヘン・ボーゲンハウゼン市立病院の一般および災害外科において継続教育。2003年外科専門医となる。2003‐2006年ミュンヘン・ボーゲンハウゼン市立病院の整形外科およびスポーツ整形外科において継続教育。2006年整形外科と災害外科の専門医となる
福林 徹(フクバヤシ トオル)
1946年生まれ。東京大学医学部卒業。東京大学医学部整形外科助手、Hospital for Special Surgeryで研修、筑波大学臨床医学系整形外科助教授、東京大学総合文化研究科教授を経て、早稲田大学スポーツ科学学術院教授。日本学術会議連携会員、第19回臨床スポーツ医学会会長、日本臨床スポーツ医学会理事長、日本整形外科スポーツ医学会理事、JOSKAS理事、ISAKOS communication委員会委員、日本体育協会国体委員会委員、同医事部会長、日本体育協会医科学委員長、日本サッカー協会特任理事・スポーツ医学委員長、サッカーフランスワールドカツプ代表チームドクター
出版社からのコメント
下肢の筋損傷に関する総合専門書。経験豊富な執筆陣が、エビデンスに基づいた診断および治療法を豊富な写真と症例とともに詳説。内容紹介
筋肉治療に携わるすべての人を対象とした、下肢の筋損傷に関する診断と負傷の評価の確実性を高めるための総合専門書。数多くのトップアスリートの治療を手がけるヨーロッパのスポーツ医学の第一者の編纂により、筋損傷の基礎をはじめ、実践的かつ学術的に検証されている診断・治療法を豊富な写真と症例とともに詳説。その内容は、筋の分子レベルの解剖学から、筋の運動生理学的機能、肉離れや筋挫傷の受傷メカニズム、さらには超音波エコー、MRIを用いた画像診断学、今日的な保存的、外科的治療法・予防策、高いパフォーマンスが要求されるスポーツについての特別なケースに至るまで、すべてに及んでいる。特筆すべきは、一般に言われている肉離れに新しい定義と分類をおこない、それぞれの明確な治療法を提示した点である。従来の文献では語られなかった筋損傷の新たな側面に斬り込んだ専門書として、現在のスポーツ医学における先端的な内容を包括している。著者について
ハンス-ヴィルヘルム・ミュラー-ヴォールファートハンス-ヴィルヘルム・ミュラー-ヴォールファート
整形外科とスポーツ医学を修めた医学博士。キール大学およびインスブルック大学にて医学を専攻。1971年キール大学にて博士号取得。1971-77年ベルリン・ヴィルヒョウ病院にて整形外科医としての継続教育を受ける。1975-77年ブンデスリーガ・ヘルタBSCベルリンのチームドクターを務める。1977年ミュンヘンにて整形外科およびスポーツ医学の専門医として開業。1977年以降、FCバイエルン・ミュンヘンのチームドクター、1995年以降、ドイツ代表チームのチームドクター。数多くの国内および国際的な選手をサポートする。2008年、MW-Zentrums f r Orthop die und Sportmedizin(整形外科とスポーツ医学のためのMWセンター)を設立。
ペーター・ユーベルアッカー
ペーター・ユーベルアッカー
整形外科と災害外科、およびスポーツ医学とカイロプラクティックの専門医。准教授・医学博士。ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンおよびミュンヘン工科大学にて医学を専攻。2000年レヒツ・デア・イーザー大学病院にて博士号取得。2000-4年レヒツ・デア・イーザー大学病院の整形外科とスポーツ整形外科病棟における継続教育。2004-8年ハンブルク・エッペンドルフ大学病院の災害外科における継続教育。2007年整形外科と災害外科の専門医となる。2007-8年、整形外科および災害外科分野において大学教授資格取得。2008年以降、MW-Zentrums f r Orthop die und Sportmedizinのパートナー。2009年よりFCバイエルン・ミュンヘンのチームドクター。
ルッツ・ヘンゼル
ルッツ・ヘンゼル
整形外科、災害外科、スポーツ医学の専門医。医学博士。ミュンヘン工科大学にて医学を専攻。1998年ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンにて博士号取得。1998-2003年ミュンヘン・ボーゲンハウゼン市立病院の一般および災害外科において継続教育。2003年外科専門医となる。2003-6年ミュンヘン・ボーゲンハウゼン市立病院の整形外科およびスポーツ整形外科において継続教育。2006年整形外科と災害外科の専門医となる。2007-8年ミュラー・ヴォールファート/ヘンゼル共同診療所開業。2008年以降、MW-Zentrums f r Orthop die und Sportmedizinのパートナー。2009年以降、FCバイエルンのチームドクター。
福林徹 (ふくばやし とおる)
福林 徹
1946年生まれ。東京大学医学部卒業。東京大学医学部整形外科助手、Hospital for Special Surgeryで研修、筑波大学臨床医学系整形外科助教授、東京大学総合文化研究科教授を経て、早稲田大学スポーツ科学学術院教授。日本学術会議連携会員、第19階臨床スポーツ医学会会長、日本臨床スポーツ医学会理事長、日本整形外科スポーツ医学会理事、JOSKAS理事、ISAKOS communication委員会委員、日本体育協会国体委員会委員、同医事部会長、日本体育協会医科学委員長、日本サッカー協会特任理事・スポーツ医学委員長、サッカーフランスワールドカップ代表チームドクター。主な監修書に『足部スポーツ障害治療の科学的基礎』『足関節捻挫予防プログラムの科学的基礎』(ともにナップ発刊)など多数。
長谷川 圭 (はせがわ けい)
長谷川 圭
高知大学人文学部卒業。渡独。フリードリヒ・シラー大学哲学部修士課程卒業。大学の教員を務めるかたわら、医療、技術、観光など幅広いジャンルの翻訳を手がける。訳書に、『整形外科における理学療法』『植物療法(フィトセラピー)事典』『ポケットアトラス栄養学』(いずれもガイアブックス)など。
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